この記事では、「なぜこのメディアを立ち上げたのか」という運営目線の記事をお届けしていこうと思っています。現役のデータサイエンティストという立場から、Web3におけるデータサイエンス・データ分析が重要だと本気で感じたからこそ立ち上げたメディアがこのFungible Analystです。
どういった経緯でここに目をつけたのか、データサイエンティストにとってどれだけWeb3の分析技術を身につけておくことが重要かをお伝えできればと思います。
なぜ今Web3×データサイエンスなのか?
簡潔にお伝えすると、Web2のビジネスで必要不可欠となったデータサイエンティストですが、データサイエンティストが次の時代にシフトするための準備が全くできていないからです。
Fungibel Analystを立ち上げた理由は、Web3業界の人目線と、現役のデータサイエンティスト目線の両方からみた時に明確に課題が見えてきたからです。
データサイエンティストからみたWeb3は未知の世界
見出しは少し大袈裟です。
データサイエンティスト、そして理学博士として母数の少ない僕の口頭調査だけでこんな見出しをつけたことをお許しください。
今回のメディアを立ち上げたきっかけは、僕がデータサイエンティストをやっている中で感じたデータサイエンティストが次のビジネスのキーであるWeb3への感覚が疎すぎると感じたからです。
データサイエンティストの3要素として「ビジネス力」「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」と言われますが、まさにその中でも「ビジネス力」が至っていない部分が業界全体としてあるのではないか、と危機感を感じたからです。
立ち上げをおこなった佐々木は現在、国内最大人数のデータサイエンティストを抱える会社でデータサイエンティストをしています。(実は転職を予定しており、現在有休消化中ですが、この後もデータサイエンティストです)
そんな環境の中でぼんやりと「データサイエンティストとしてWeb3はどう活躍していくんだろう」としばらく前から考えていました。国内にはほとんど情報がなかったので、海外の求人やWeb3関連の会社の資金調達状況を見ていく中で、確実にデータサイエンスのWeb3での需要があることを感じていました。
資金調達で数10億円を調達したDune AnalyticsやFlipside cryptoなど、さまざまな分析プラットフォームを提供している会社が台頭してきていました。世界中では分析に対する課題というよりは「どうやったら分析を簡素化できるか?」というところに焦点が当てられていました。
その一方で、海外のWeb3における分析などデータサイエンティストとして距離感の近い事例を、データサイエンティスト仲間にぶつけてみてもピンときている人がいませんでした。
特に社内で共有しても、共感してくれるデータサイエンティストは少なく、日本最大規模のデータサイエンティストを抱える社内でたくさん会話をしても実感している人がいないということは、国内での認知も低いのではないかと考えるようになりました。
課題はここから見つかりました。
実際に需要がないから、そもそもデータサイエンティスト側が構えておく必要のないものなのかも知れないので、Web3業界の方にもヒアリングを行いました。その結果、課題がさらに浮き彫りになりました。
Web3業界から見たデータサイエンティスト
結論から言うと「海外では分析事例が出てくるが、国内でその事例は出てこないし、分析できる人材がいるかどうかも不明瞭」という課題が見えてきました。
Web3メディアを運営されている方や、昔からブロックチェーンを用いたサービス展開を進めている会社の方に「Web3の文脈でデータサイエンティストの必要性ってないですかね?例えばこういうのとか。。。」という上で話したような気づきだったりをぶつけてみました。
すると、「そんな人材や情報はガンガン欲しいし、すぐに需要が出てくる!海外ではもうそうやって分析ベースで進んでるし!」という意見をいただきました。
この反応を聞いた時の僕の感想としては「やっぱり!!」でした。データサイエンティストはWeb3にピンときていないが、Web3側の人間はデータを好きに触れる人材を求めているのです。
ならば、
その人材に自分でなってしまえばいい!
知っていることも調べたことも全部共有してしまえばいい!
なんなら色んなデータサイエンティストを巻き込んでいけばいい!
と思ったわけです。
ということで需要があることを確認し、安心しきった僕は得意のメディア展開を画策し、公開に至ったということです。
これから
Fungible Analystという名前につけた想い
Fungibel Analystというタイトルは、皮肉を全面に出したタイトルです。
NFT=Non Fungible Token(非代替性トークン)などでFungibelという単語は有名になりました。
Fungibelとは「代替可能な」という意味です。
つまり、「代わりが効く」ということです。
なのでFungibel Analystとは「替えのきく分析屋さん」です。
今はデータサイエンティストが市場で引っ張りだこな状況ですが、実際にバイネームで指名されてデータサイエンスの仕事を依頼されるレベルのデータサイエンティストなんて、ほとんどいません。
Fungibel Analystを立ち上げた2人も同様で、有象無象のデータサイエンティストの1人です。
なのでこのFungibel Analystを大きくしていくことで、「コイツにうちのデータ分析を頼みたい!」とバイネームでご指名いただけるようなデータサイエンティストを目指していきたいと考えています。
つまりは「代替不可能なデータサイエンティスト」を目指していく、という意味を込めています。
Fungibel Analystが勝手に検索されるようになり、Web3のデータサイエンスのノウハウを調べるならFungibel Analystだよなとなり、Web3の分析入れていきたいからこの人たちに頼もう!となっていくことが理想だと思っています。
いつか僕たちがNon-Fungible Analystとなる日を期待していてください。
仲間を探しています
今後Fungibel Analystでやっていきたいことはこんな感じです。すでに仕込みはじめているものも、まだまだ手付かずな部分もありますが、これがうまくできていくと、どんどんWeb3でのデータサイエンティストのプレゼンスが上がっていくと思うので、ここから業界を変えていきます。
- Web3×データサイエンスに特化したコミュニティ形成(目指せDAO)
- ライターさん募集
- コミュニティ内での定期勉強会
- 音声配信の掛け合わせ(Podcast, Voicyなど)
- スポンサーさん探し
- 大手Web3、データサイエンス系メディアとのタイアップ
- データサイエンスをしている会社を巻き込んだ企業タイアップ
- 英語展開(Web3に国境はない!)
- 転職機会の提供及び人材紹介
ここには上げきれませんが、これからどんどん仕掛けていきます。
もし気になる方がいたら、ぜひSNSでご連絡いただけると嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (1件)
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